今年の○○ in 2012

あっという間に年末ですね。Kです。

先日「do the light thing #02」を終えました。来てくださった皆様、ありがとうございます。特にアートの話をするわけでもなく、ライトを照らし、食事を用意するだけの簡素なイベントではありますが、こうした、ただただ団欒するだけのイベントは、自分にとってライトに行える大切なものであると思っています。

そして年末恒例「speak alone in 2012」です。今年よかったと思う展示をつらつらと…。今年は結構なアート当たり年でした。自分が観た中で上位なのは、なんといっても「dOCUMENTA(13)」。半年たってもティノ・セーガルのパフォーマンスは忘れられません。(言いすぎ?)他にも個別に言いたいことは山ほどですが、みんなが「今回のドクメンタは良かった」と口々に言うのは、社会的問題や事実を突きつけた作品で人間社会を批判するだけにおさまらず、人間やその未来に希望が持てる作品も差し込んできた愛のある展覧会だったからではないかと、そう思います。あらためてキュレーター・バカルギエフに感謝です。

パフォーマンス繋がりでいうと、山川冬樹のパフォーマンスを(ようやくですが)初めてみました。今までパフォーマンスを毛嫌いしている傾向があったので、彼とティノ・セーガルのパフォーマンスのおかげで、それらは無くなったかな…と。

身近なところで良かった展示は、gsgpで開催された榎本浩子の「ヤマ ヒム アヌ」です。自分が企画しておいてなんですが、けれどもそれとこれとは別に考えても、彼女の良さが素直に出ていた本当にいい展示でした。そして私はこれに関してまだ仕事が残っているので、年末から正月にかけての宿題にしたいと思います。

それでは…みなさま今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
よいお年を…。(K)