嵐後、いいお天気が続きます
Kです。ここ一週間だらだらしていました。ゆっくりした時間を味わうと、今までのせかせかしていた毎日に対して反省しなければ、ということも考えたり。自分も行き(生き?)急いでいたなあ、なんて考える。そんな今日この頃です。
*
イヴェントが中心のアート・スペースであるため、どんなに時間をかけてやったことでも一日で終わってしまう。そこから得たものはたくさんあるけど、それが本当に良かったのか、なんだったのか、を考える前に新たな次の企画がやってきたり。また、自分の中で唱えていた「ひとつひとつのアート活動を丁寧に行うこと」もイヴェントがぽんぽん始まってしまうと、やはりそこで丁寧さが欠けてしまう時もあったり。
アートの生産と消費について、またその速度について、個人的にここ数年考えていたけど、あらためて再考しています。
運動体としての活動をベースとしている機関で、展示、ディスカッション、プロジェクト型のイヴェントなど様々な企画を行いました。美術館よりも展示に特化せず、すべてを均等に扱う。果たしてそれって可能なことなのか。
gsgpの活動を意識して見てもらわないとわからないことですが、ひとつの実験として、展示期間中にその展示に全く関係ないイヴェントを行ったりもしました。スペースが小さいので、同時進行をすると、双方にとって支障が生じます。当たり前ですが、イヴェントが展示の場で行われると、展示だけをゆっくり見ることができなくなってしまいます。
そうした中で、あらためて「展示を見る」という大切さにも気付いたり。「展示を見る」つまり「鑑賞する」ことは、単なる視覚的な問題ではないのだなあと思いました。その空間を、静かに、視覚とともに、体で体感することによって、鑑賞が成り立つのだと。
なんて、作品(もの)を見ることの良さを、当たり前の良さではありますが、そうしたことを気付かせてくれました。
*
オブリストが自身の活動を「マラソン」って言っているけれど、あんなに膨大な活動をしているにも関わらず、それに対して継続している体制として「マラソン」と言っている姿はやはりすごいなあ。あんなに早く、あんなにも多く、彼はどれだけの距離を走り続けているのだろう。
あらゆるアート活動が飽和状態にある中で、自分の活動や、まわりのアート活動に対してもいろいろ考える。本当のアートってなんだろうな。何をアートとして活動しているのだろう。
けど、また何かが始まると急ぎ足になってしまうと思うので、こうした至極当たり前の問いを大切にしつつ、今後もgsgpをやっていきたいなと思いました。
*
今日はお花見。毎年最後、最後と唱えている大学の桜をまた見てしまう。いいかげんにしなきゃと思いつつ、また見ちゃう。今年が最後かもしれない、そんな気持ちを大切に思いつつ、この場所でのお花見を楽しもうかと思います。(K)
引っ越ししませんでした
3月末、けっこう感傷的に、物思いにふけっていたのですが、結局引っ越しはおあずけになりました。。。今後もgsgp女子美アートセンター準備室をよろしくお願いします○(K)
もうすぐ引っ越しだよ
本日でひとまず公式な企画が終わりました。一段落です。
大学院GPが終わったとき(6月だったかな?)に、三軒茶屋でお疲れ会みたいなものをやった時の開放感が懐かしい。でも思い出せば、それはほんの一瞬のことで、開放と同時に新たな道へ進んでいったような。。。でも結局、9月に文科省の現地調査があって戻ると同時に、gsgp女子美アートセンター準備室がはじまって、、、右往左往している間にあっという間に終わってしまいました。
本当に早かったです。
いろいろとご迷惑をかけながらやっているので、学びながらあの場で、たくさんのアート活動をすることができました。関わってくださった皆様ありがとうございます。
最後の最後、引っ越しもひとつのプロジェクトだと思いつつ楽しもうと思います。では☆(K)
あと2週間です
あと2週間で〈gsgp女子美アートセンター準備室〉も一区切り。
今週一週間は特に企画がてんこもり○
明日はCAMP PARTYだよ〜
ぜひ来てください
◆松原香織個展「Self-Globalization」
3月18日(日)〜26日(月)
14:00〜20:00
※会期中無休
関連イヴェント
オープニング・パーティ 3月18日(日)17:00〜
ワークショップ ″誰でもジェッド” 随時
◆CAMP PARTY
3月20日(火・祝)
16:00〜20:00
http://ca-mp.blogspot.jp/2012/03/party-3-responsibility.html
◆萩原綾乃×本間メイ
3月21日(水)〜24日(土)
14:00〜20:00
関連イヴェント
クロージング・パーティ 3月24日(土)17:00〜
◆奥村雄樹 映像作品上映会
「ジュン・ヤン 忘却と記憶についての短いレクチャー」
3月25日(日)
15:30 開場
16:00〜16:30 上映
16:30〜18:30 ディスカッション 奥村雄樹×星野太×杉田敦
gsgp女子美アートセンター準備室
http://gsgpartcenter.blogspot.jp/
待ってま〜す○
【talking room】#01 片岡真実 Mami Kataoka
今回は森美術館のチーフ・キュレーターである片岡真実氏をお招きし、90年代のアートから現在に至るアートの動向を語ってもらいます。彼女の企画した東京オペラシティアートギャラリーでのリクリット・ティラバーニャの展覧展から10年が経過しました。日常や関係性をテーマの主軸とした90年代のアートから、現在にかけて、アートはどのような方向性を模索しているのでしょうか。片岡さんのトークを通じて、一緒に考えましょう。
日時:
2012年3月8日(木)18:00〜
※1時間半〜2時間程度
会場:
gsgp 女子美アートセンター準備室
主催:
gsgp 女子美アートセンター準備室 実行委員会
参加:
要予約。参加希望の方はメールタイトルを「talking room 片岡真実」とし、氏名・人数を明記の上、下記アドレスまでお送りください。
joshibigsgp(at)gmail.com
* (at)を@に変更ください。
【talking room】はさまざまな分野で活躍されているアート関係者を招き、トークやディスカションを通じて、一緒に考えるためのプログラムです。